私達は肉体を持ち生まれて来た時から、色々な事を擦り込まれていきます。
子供を持った親は、子供を育てていく過程で、生きる上で大切だと思う事を教育していく訳です。
学校では先生が、勉強等沢山の事を教えてくれます。
そして、そこで沢山の「ねばならない」を、擦り込まれていくのです。
沢山の「ストレス」の種も、一緒に植えつけられるのです。
例えば、食事はバランスよく食べないと体に悪いからと言われ続けると、それが擦り込まれます。
好き嫌いが無く、何を食べても美味しいと思える人は問題が無いのですが、嫌いなものを頑張って食べる。
身体の為だとか、食べないと怒られるから等々の理由で、頑張って食べる。
これをしていると、食べないのが「悪」に思うのです。
いつか環境が変わり、一人暮らしを始めるとか、自分が料理をする立場になるとしましょう。
「ねばならない」との思いで、嫌いな食材も食べないといけないと思いながら作っている自分にふと気が付いた時、どうしますか?
それが実は、物凄く大きな「ストレス」だったと気が付いた時、どうしますか?
誰からも何も言われ無い環境にあるので、怒られることもありません。
そこで思い切って、食べたいものだけを食べてみる。
美味しい嬉しいと思うものだけを食べてみる。
擦り込まれていた事や、思い込みを手放すって、実は簡単な事なのです。
人生の主導権は自分が持つ。
それが出来たら、必要の無いものは手放せます。
もちろん、自由には責任が伴います。
それが出来るなら、誰からも束縛される事はありません。
今まで生きて来た人生の擦り込みの中で、何が必要で何が不必要か。
何が「ストレス」で、何が「不必要な擦り込み」だったのかを知るって、とっても大切な事です。
取捨選択をして行くと、もっともっと自由に人生を楽しむことがきっと出来ます。
概念が変わると、今まで嫌いだった食べ物が、美味しいと感じるかも知れません。
もっと美味しく食べようと、工夫をするかも知れません。
「抵抗」が無くなると、心が自由になるので、大きな変化が起きるでしょう。